岐阜県各務原市の皮膚科|三和皮フ科|皮膚科の病気


皮膚科の病気

アトピー

アトピーとは?

アレルギー反応を起こす物質に体が反応し、皮膚炎・湿疹・喘息・鼻炎などを発症しやすい体質のことです。

アトピー性皮膚炎

日本皮膚科学会ガイドラインでは、アトピー性皮膚炎は皮膚の乾燥とバリアー機能異常という皮膚の異常を伴い、さまざまな刺激やアレルギー反応で起きる、炎症とかゆみなどがある湿疹・皮膚炎のことをいいます。

アトピーの検査

血液検査によりアレルギーが悪化させる要因となっていないかを調べます。

じんましん

じんましんとは?

じんましんは急性の皮膚病の1つです。アレルギーだけではなく、その他の要因でも発症します。
また、アナフィラキシーショックの症状の1つとして発症することもあります。
虫にさされたように皮膚の表面が膨らみ、かゆみを伴う事があります。
体の様々なところに出て、広範囲に広がったりしますが、数分から数時間程度でやがて消えてしまうのが特徴的です。

アレルギー性のじんましん

食べ物では、魚介類や肉、卵、穀物、野菜、食品添加物など、植物や昆虫、薬剤などでも発症します。

非アレルギー性のじんましん

物理的な刺激、摩擦や圧迫、熱、冷えなどでおこります。また、入浴や運動による発汗でも起こることがあります。

じんましんになってしまったら

じんましんになった時は患部に冷たいタオル(冷えでおこるじんましん以外)などを当てて静かに過ごし、患部に摩擦や圧迫などの刺激を与えないようにします。
じんましんは原因を特定し、出ないようにすることが大切です。ただ、なかなか原因を特定することが難しいので、ぜひご相談ください。

手湿疹

手湿疹の種類

手にできる湿疹はいろいろなものがあります。原因や治療方法が異なりますので、ぜひ相談してください。

症状

【慢性湿疹】手の狭い部分の皮膚のかゆみが強く、掻くことにより皮膚が赤くなり、繰り返しているうちに皮膚が厚くなり、症状が長く続きます。
【異汗性湿疹】指や掌に小さな水疱が多くでき、皮がはがれたような状態になります。
--以下は手湿疹によく似た症状です--
【掌蹠膿疱症】掌や手首に近い部分に赤い斑点や小さな水疱、膿疱、皮がはがれたような状態になり、かゆみや痛みを伴う事があります。
【手白鮮】手にできる水虫です。仕事で水を使う人にみられます。かゆみは少ないことがありますが、皮がはがれたような状態になります。

にきび

にきびは若いうちにでき、病機ではないと言われますが、尋常性ざ瘡という病気です。ケアや治療が不十分だとあとが残ったりしますので、早目に適切な対処をすることが大切です。

にきびの原因

10代後半になると、ホルモンの影響で皮脂の分泌が盛んになり、毛穴の出口の皮膚に異常が起こり、毛穴がつまってブツブツができます。毛穴ににきび菌(アクネ菌)が増え、毛穴まわりに炎症が起きます。
にきびには色々な種類があり、目に見えないものから、炎症がおこり膿がたまってしまうものもあります。
お化粧のファンデーションが厚かったりすると、毛穴がふさがりにきび菌が増えやすくなります。同様に睡眠不足、ストレス、不規則な食事などもにきびの原因となります。また、汗や乾燥も原因となりますので、注意しましょう。

うおのめ、タコ

「うおのめ」と「タコ」の違い

うおのめは靴などの圧迫や摩擦、衝撃を受ける場所にできることが多いです。うおのめには芯があり、その部分が皮膚の内側に入り込んでいるため、圧力がかかると痛みを伴います。
タコも同様に靴などの圧迫や摩擦、衝撃を受ける場所にできることが多いです。タコには芯はありませんので、皮膚が厚くなった部分が痛くならず、むしろ痛みが鈍くなることが多いようです。

うおのめ、タコの治療

うおのめ治療は薬で柔らかくして除去しますが、根が深い場合はレーザーで除去したり、手術をすることもあります。
タコは厚くなった皮膚に薬をつけて症状を改善させたり、患部を削るなどの方法で治療します。

イボ

「イボ?」「うおのめ?」「タコ?」

イボはうおのめやタコと違い、ウイルスが原因で発症します。厳密に感染経路を特定することはできませんが、非常に多い種類のウイルスがいぼの原因となります。
まれに悪性のものもあるので、早めの受診をおすすめします。
発症原因がウイルスであるため、再発や二次感染のもあるため、適切な治療が必要です。

水イボ

水イボとは?

水いぼはウイルス感染でおこり、直径1~3mm程度の白いぽつぽつの表面はなめらかなイボです。伝染力はそれほど強くありませんが、プールなどで皮膚同士が接触すると感染することがあります。また、アトピーや乾燥肌などで皮膚の機能が低下していると感染しやすいことがあるようです。
抗体ができることで自然治癒していくことがありますが、放置すると他人に感染させてしまう可能性がありますので、早めに治療することが望ましいです。

とびひ

とびひとは?

正式名称は伝染性膿痂疹といいます。細菌による皮膚の感染症でブドウ球菌や溶結性連鎖球菌などが原因となります。接触によりうつり、飛び火のように広がることからこの呼び名になったそうです。
あせもや虫刺され、湿疹などの傷から二次感染することもあります。幼児や小児で鼻を触る癖があると、鼻の周りの多くの細菌からとびひになることもあります。
水ぶくれができ、皮がめくれるものや炎症が強くかさぶたが厚くつくものもあります。
とびひはこどもによく見られますが、大人でもまれに発症します。
プールや水泳は症状を悪化させたり、他人に移す可能性があるため、禁止されています。

水虫

水虫の原因?

水虫は白鮮菌というカビが繁殖して起こる皮膚の病気です。足だけでなく、手にも発症します。
靴を履くために足が蒸れ、菌にとって繁殖しやすい環境が作られるため、足に発症することが多くみられます。

水虫の感染

白鮮菌は水虫になってはがれた皮膚にもいますので、それを素足で踏んだりして、洗い流されなかったり、傷から入り込んだした状況で環境が整っていると感染してしまいます。

水虫に似た症状

かぶれや汗が原因で起きる湿疹、カンジダ菌による症状、細菌の感染など似た症状が多くありますので、気になる場合は早めに受診してください。

帯状疱疹

帯状疱疹とは?

水ぼうそうを起こすウイルスと同じ、水痘・帯状疱疹ウイルスによっておきる病気です。
皮膚にチクチクするような痛みから始まり、痛みを感じた場所に赤い発疹ができます。これが小さな水ぶくれとなって帯状に広がっていきます。胸から背中、腹部などに見られ、顏や手足にも表れますが、体の左右どちらか片側だけに発症します。

水虫の感染

白鮮菌は水虫になってはがれた皮膚にもいますので、それを素足で踏んだりして、洗い流されなかったり、傷から入り込んだした状況で環境が整っていると感染してしまいます。

皮膚症状とその後

皮膚症状は水ぶくれがかさぶたになっておさまります。痛みがあってから3週間から1ヵ月程度かかります。痛みは衣類などのわずかな摩擦でもピリピリと痛むことがあります。
ほとんどの場合は皮膚症状とともに痛みが無くなりますが、痛みだけがいつまでも続くことがあります。帯状疱疹後神経痛といい、神経痛が顏や眼、耳などに出ることがあるります。